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スーペリアモデルの250GTOのリペイント-13

スーペリアモデルのFerrari 250GTOは、2回目のクリアーを吹いてからの磨きに入りました。
使ったのは1回目と同じ、スーパークリアーIIIとラピッドシンナーの組み合わせです。希釈率はおよそ1:1で、分量は10mlほど、口径0.4mmのエアブラシで3回に分けて吹きつけました。
今回は自然乾燥で10日ほど放置してから磨きに入りました。乾燥機を使わなかった理由は、寒暖の差で金属のボディとサフを含めた塗膜に影響が出やしないか?心配だったからです。
一見きれいですが、ところどころにホコリの混入があるので、まずはそれを取り除くように2000番の耐水ペーパーで水研ぎします。全体的に研ぐとキズが増えて後々大変になるので、あくまでも部分的に押さえるだけです。
続いてラプロスの8000番で軽めに水研ぎします。このラプロスは研磨粒子が均一で、塗膜に残るキズも浅めなので、全体的に擦ってしまっても大丈夫です(笑)
ここからはコンパウンド⇄ラプロスの工程を行ったり来たりしながら仕上げます。綿棒のストロークは、ラプロスのキズ目とは直角に交わる方向に動かすと効率的です。また、力の加減はふんわりと軽めに、あくまでも綿棒と塗膜の間に介在するコンパウンド研磨粒子に仕事をしてもらうイメージです。
作業中に耳を澄ますと「シャリシャリ」という音がするので、それが聞こえなくなったら水で濡らしたティッシュでコンパウンドを拭き取り、ルーペで塗膜の状態を確かめます。キズの残り具合によっては、一旦ラプロスに戻ったほうが良い場合もあるので、”行ったり来たり”とはそういう意味です。
このサイドマーカーのような表面の出っぱりがある箇所を磨く時は、綿棒が不用意にぶつかって下地が出るリスクを避けるため、あらかじめマスキングテープで養生しておくことを勧めます。
また、ヘッドライトカバーの隙間にコンパウンドが入り込むと、取り除くのがとても厄介になるので、綿棒には必要以上にコンパウンドを含ませないようにして、隙間をまたぐような動かし方も避けましょう。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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