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モデルアート増刊『スケールモデルの常識と非常識3』

秋葉原のイエローサブマリンで手に取ったらついつい引き込まれて買っちゃいました。モデルアート12月号増刊の『スケールモデルの常識と非常識』シリーズの第3集です。


ベテランモデラーであればなんとなく皮膚感覚として捉えている、ツヤのコントロールや質感、明度や彩度といった塗装の基本的事項が、文章と写真で詳しく解説されています。これまでの月刊モデルアートの巻頭特集を再編集して一冊にまとめた感じで、バックナンバーが揃っている方はあえて買う必要はないと思います。
第2章のカタナカ用語の解説では、AKやファレホなど海外の塗料に使われている”ストレーキング”とか”グレイズ”とか”デポジット”とか、日本人には馴染みのない用語を、その背景も含めて説明されているので勉強になります。
まぁ、知識が増えたからといって、実際に模型がうまくなるわけじゃないけれど… 掲載されている作例を見ながら実際に手を動かして、自分なりに経験してみるのがいちばんだと思います。
第3章のウェザリング実例では、画像のハリアーIIやF4U-7コルセアの他、陸自のAH-1Sコブラと伊168潜水艦、八九式中戦車の5作品で、調色やウェザリングをテーマにした試行錯誤が紹介されています。ちなみにこの本はウェザリングがメインテーマなので、必然的にカーモデルの作例はございません(笑)
ラストの第4章では、最近とみに増えてきたウェザリング用塗料やマテリアルの使い方について、それぞれ使用前・後のサンプルを挙げて解説されています。
個人的にはAKなど海外の塗料は割高で入手先も限られ、賞味期限が短いものも多いので、タミヤやクレオスなどの品質や供給が安定しているものを使いたいというのが本音であります。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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