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スーペリアモデルの250GTOのリペイント-12

Twitterで先見せしているスーペリアモデルの250GTOのリペイント作業のまとめです。今回はフロントの窓枠とウインドウの再調整、ヘッドライトカバーを取り付けるところまでご紹介します。
リアの窓枠に使ったのと同様、0.3mm幅の洋白帯金を窓の開口部に沿って瞬間接着剤で固定しました。低粘度タイプは多量に付けると、仮止めのマスキングテープにまで流れ込んで悲劇がおきるので(笑) さじ加減が大切です。
両サイドの2本を取り付ける前に、ウインドウのパーツが無理なく入るように再調整します。
面のつながりの点で少し気になる部分があったので、原型を少し修正し、再びPET板からバキュームしたものを用意します。
まぁまぁ、こんな感じですね。削ったりはめたりを繰り返すうちにPET板の表面がキズだらけになってしまったので、#1200→1500のサンドペーパーで均してから、クリアーを吹いて艶を戻しましょう。
塗料の霧が付着しないように、窓の裏面をマスクゾルで覆ってから、GSIクレオスのスーパークリアーIIIでコートしました。薄め液はMr.ラピッドシンナーです。フロント用が2枚あるのはスペアです(笑)
マスキングを剥がすとこんな感じ。今回はわずかにクリアーグリーンを混ぜて、ガラスっぽく色をつけてみました。
ヘッドライトのリムも新たに作り直します。ジャンクパーツの挽物をモーターツールで回しながら削り、リムはいつもより薄めに、直径は5.6mmにしました。
ライトレンズはヒートプレスで、先ほどバキュームで引いたウインドウパーツの端を再び加熱し、凹凸が消えてブヨブヨになったところでアルミの棒を押し当てます。
アルミの棒の先端には糸鋸で縦溝が切ってあり、ほのかにレンズカットの凹凸が浮き出るというわけ。
エポキシ接着剤は遅かれ早かれ黄ばみが出るため、ライトレンズとカバーの取り付けに木工用ボンドを使うことが多かったんですが、今回からセメダインの『ハイグレード模型用接着剤 CA-089』を導入。位置決めをして5分くらい経って固まり始めたところで、はみ出た部分を水で濡らした綿棒でふき取れば完璧です。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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