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1日15分で作るブルムベア製作記(5)

ツイッターで日々報告している『1日15分で作るブルムベア初期型』のまとめです。先週1週間でシャシーの工作を終わりにする予定でしたが、ちょっと問題が見つかって作業が遅れています。
シャシーとリアパネルの継ぎ目は、溶きパテを1回塗ったくらいではまず埋まらないので、乾燥時間をじゅうぶん取って2回3回と塗り重ね、#400〜800のサンドペーパーで仕上げました。
アイドラーホイール(誘導輪)の基部パーツは数が多くて、片側分のゲート処理だけで15分があっという間に過ぎてしまいます。作業を途中で止めて「また明日…」とするのは効率が悪いように思えますが、そのインターバルのおかげで新たな『ひらめき』が生まれる事もあります。
履帯の張りを調整するナットは、エッジの段差を強調するためにモーターツールの先に固定し、回転させながら糸鋸の刃を当てて溝を彫りました。全てのパーツが組み上がると、このリアパネルだけでも圧巻の情報量です! ちなみに接着はリモネン(高粘度)で位置を決めた後、流し込みタイプを面相筆で隙間に流して補強しています。
E型のシャシーの特徴の一つが、この横長の排気管(マフラー)ですが、ここは以前作ったF1型のように肉薄の真鍮で作り直して、ベコっと凹ませたいところです。さすがにこれは15分では無理なので、いずれ時間がとれるときにやってみようと思います。
起動輪の最終減速機カバーを接着する際、実車の写真をチェックしていてなんとなく違和感が…。犯人はバンプストッパーのリブの厚みでした。パーツの組み立て前なら、エッジを薄く削り込むことは難しくなかったはずです。
でも今となってはヤスリも使えず、BMCタガネを彫刻刀代わりにして、リブの内側を薄くそいでいくしか方法がありません。内側のボルトのモールドを損なわないように、両側合わせて10個もあるのでけっこう大変です(笑)

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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