God Dwells in Small Things

戦前のクルマ・ブガッティを作ってみよう-28

「よし、今週はブガッティを作るのに専念するぞ!」と決意した矢先、F-4ファントムのド詳しい洋書が届いたりして…。世の中なかなか思うようにはいきませんね(笑) 明日ぐらいにはレビューを上げる予定ですが、今日のところは引き続きブガッティT36のメーターパネルの工作をご紹介します。
マグネトー横の進角調整のレバーは洋白線と帯金で作りました。半田のイモ付けは難しいので、事前にダイヤモンドディスクで洋白線側に少しだけ切り込みを入れ、帯金の先を差し込むようにすると安定します。
レバーの両端は長めに作っておき、パネルと現物合わせでバランスを見ながら短く整えました。
前回、赤茶色で塗ったマグネトー本体は、パネルの裏側に接着した後、マイクロスケールの極細コードで配線を施しました。コードの直径はわずか0.18mmなので、マグネトー側面に開けておいた大きめの穴を右から左へすくうように貫通させ、その両端は楕円形の穴に押し込むように固定しています。
Type35ではステアリングの左横のメーター(燃圧計)と隣合わせで、手押し式の燃料ポンプレバーが用意されており、T36でもこれに準じたものを作ることにしました。
レバーを差し込む円形の台座は、隣のメーターと同径のものをアルミから削り出し、先にパネルに接着しておきます。
レバーの握りの部分は0.5mm、ネックの部分は0.35mmの洋白線で作りました。
やはりイモ付けでは心もとないので、事前に0.5mmの洋白線の腹にドリルで浅い穴を開け、0.35mmの端を差し込んだ状態で半田を流しています。
自作パーツが多いモデルの場合は、ときどき全体を仮組みして見え方を確認することも大事です。あと足りないのは、オイルポンプとギアボックスぐらいですね。

Comments & Trackbacks

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  1. この作業写真を見ているだけで投げ出していると思います、難しい作業の連続ですもん。

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