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戦前のクルマ・ブガッティを作ってみよう-23

1/43のブガッティT36の製作記です。今日はフロントのブレーキワイヤーの作り方のご紹介です。最初は洋白線をストレートに通せばOKと考えていましたが、実物の写真を見ると思ったより緩みがあったので、艦船模型用の超極細ワイヤーを使うことにします。
このワイヤー、材質はおそらくステンレスですが、表面に透明な膜が被っているので、そのままでは加工が困難! リード線の被膜を剥く要領でステンレスの表面を露出させ、半田で固めてからプライヤーで押しつぶし、真ん中に小さな穴をあけました。
この小さい穴に洋白線で作ったアームの先を引っかけますが、半田で固めたとはいえ丈夫ではないので、あまり強く引っぱりすぎないように注意します。
プーリーに当たったところで少し方向が変わるので、その位置をピンポイントで見極めておいて、あらかじめピンセットでしごいて曲げグセを付けておくと自然に見えます。
ボディ側面の差し込み穴は、角度をもう少し寝かせておくべきでした。このままだとワイヤーが外側に膨らみ過ぎてしまうので、中に入るギリギリのところでワイヤーを内側に折って補正します。
仕上がりのイメージはこんな感じ…。でもここで焦って接着すると、まだ完成していないリアサスやコクピットの作業中に壊してしまいそうなので、いったん外して大事に保管しておきます。
ちなみにリアサスはハンドブレーキとフットブレーキで、ワイヤーが左右2本ずつあるので、フロントよりも大変です(笑)

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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