God Dwells in Small Things

戦前のクルマ・ブガッティを作ってみよう-10

ブガッティT36はエンジンの右側にあるスーパーチャージャーの膨らみを再現します。材料は0.1mmの真鍮の薄板です。0.5mmのプラ板を型に見立て、定規の角を当ててプレスします。できたパーツの周囲を切り取り、ボディに合わせるとこんな感じ…。
ボディ側にも凹みを彫って、瞬間接着剤で取り付けました。継ぎ目には、後でウレタンサフを筆塗りすればOKです。
作業中、ノーズの張り出し部分の形状がもっさりと丸いのが気になったので、粗目の棒ヤスリとサンドペーパーで削ってシャープに仕上げました。
こちらはラジエターキャップのリングを削り出しているところ。1.8mmの洋白線をモーターツールのチャックに固定し、回転させながらヤスリを当てて狙いの形を作っていきます。小さなこけしのようなものです。
球状の先端をフラットノーズプライヤーで潰し、ドリルで穴をあけてリング状にしたものを、フライス盤で幅が0.5mmになるまで削って、再びモーターツールで回転させながらゴム砥石を当てて仕上げました。
フライス盤といえば、アングルカッターで削ったルーバーもようやく完成したので、長さを調整してボディ側に取り付けました。
いきなり瞬間接着剤を使うとルーバーの谷間に流れて大変なことになるので(笑) まずは粘度の高いゼリー状の瞬間接着剤で仮止めし、ボディとの隙間をラッカーの溶きパテで埋めてから、裏に開けた穴に接着剤を流し込む上手くいきます。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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