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タミヤの1/48シャーマンM4A1製作記-24

タミヤのヨンパチシャーマンは部分連結式の履帯(キャタピラ)を塗りました。キットのパーツそのままだとまっすぐ過ぎて表情が固いので、塗装前にひと手間加えています。
履帯のリンクの隙間をBMCのタガネ(0.15mm)でケガいて抜くことで、自重で垂れ下がるカーブを再現しやすくしました。
ちなみにリンクの間を抜かないと、せっかく曲げてクセを付けてもプラスチックの復元力が強く、すぐ元に戻ってしまうんです(笑) 作業前と作業後で、まぁ何となくですが違いは判りますよね?
このタイプの履帯は接地面がゴムで被われていて、左右のリンク部分のみ金属感があるので、側面にメタルカラーのアイアンをひと吹きしてからウェザリングに備えます。
起動輪の爪と、下部転輪のリムの飛び出し部分にはメタルカラーのアルミを塗りました。筆よりも先の尖った綿棒のほうがきれいに塗れます。
足回りのウェザリングは『アルコール落とし』で行いました。タミヤの水性アクリル塗料のバフとフラットアースを3対1くらいで混ぜたものをエアブラシで吹き、20-30秒後に燃料用アルコールを含ませた筆で洗い流す、という手法です。
バフを吹いてから30秒以上乾燥させると、アルコールで洗っても上手く落ちにくくなるので、作業パートを細かく分けるのがコツでしょうか。ピグメントでも同様の効果が得られますが、指先が触れても落ちにくく、偶然が生む自然な仕上がりが得られるのが利点です。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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