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タミヤの1/48シャーマンM4A1製作記-15

タミヤのM4A1シャーマンは、0.2mm厚の真鍮板で作ったヘッドライトガードを車体に取り付けました。最初にキットのプラパーツ用の凹みをエポキシパテで塞いでおきます。
次に真鍮帯金の自作パーツが差し込めるように、ドリルとモーターツールでホゾを設けました。車体の鋳造肌は砲塔と同様、表面に流し込みタイプの接着剤を塗ってからブラシで叩いて再現しています。
ガードを差し込むとこんな感じ‥。左右の高さや傾きが揃うように気をつけましたが、やはり手作業ならではの難しさがありますね。
車体(スポンソン)側面に付くサイドスカートの取り付け穴は手を加えない予定でしたが、webで鮮明な写真が見つかったので、帯金を使って再現してみましょう。
キットの凸モールドを超硬スクレイパーとサンドペーパーで削り取った後、帯金を接着するのりしろをタガネで彫っていきます。このときタガネの刃の側面にプラ棒を両面テープで固定しておくと、それがストッパーになって等幅の段差を彫ることができます。
帯金はさかつうの洋白帯セット(No.4641)から1.2mm幅のものを使いました。それぞれの小孔の間隔は、ボイジャーのM4初期型用のエッチングをコピーしました。
モーターツールの丸ビットでクリクリとアタリをつけ、その小さな窪みに0.3mmのドリルの刃を立てます。開口するとセンターから左か左に微妙にズレるのが常なので、笹刃状のビットでそのズレを修正。最終的には0.4mmのドリルが通るように均一に仕上げています。
仕上がりのイメージはこんな感じです。スポンソンへ取り付ける際は接着剤だけでは心細いので、他に方法を考えないといけません。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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