BEEMAX/アオシマのマクラーレンMP4/2の製作記ですが、『キットの箱を開けて1ヶ月で飽きる』という法則は、今回もどうやら健在のようで(笑) もうケツまくって逃げちゃおうか!とも思いましたが、ぐっとこらえて踏みとどまるのも大人のモデラーとしての分別です。
エンジン前方のリザーバータンクのキャップは、最初に勢いで切り飛ばしてしまったものの、2カ所が飛び出た爪付きの形状を削り出すのはけっこうホネで、つい製作を先延ばしにしていたパーツでした。
キャップの自作で旋盤を動かしついでに、インタークーラーの継ぎ目の上に被せるパイプも削り出します。でもこれ、肉厚のアルミテープを巻いたり、熱収縮チューブを使うことでも再現できるゾと、後になってから思いました。
翼端板の自作もなかなか手が動かなかった工程のひとつ。どうしてもやる気が出ないときは、とりあえず道具と材料を机の上に広げてみる。で、超カンタンな作業、たとえば油性マジックで輪郭を写し取るとか、そうやってハードルの低い作業で小さな達成感を味わいながら、徐々に気分を盛り上げていきましょう。
別売のエッチングパーツをゲージにして、0.2mm厚の洋白板を2枚重ねて半田で仮止め。外形をぴったり揃えて削り出します。
接合用のピン穴をドリルで開口した後、熱したコテを当ててパーツをバラし、余分な半田を綿棒で拭き取りました。
洋白板の両面にサンドペーパーをかけて綺麗にした後、ピンを半田付けすれば出来上がりです。