7月末にご紹介したセメダインのメタルロックの補足説明です。その後、アマゾンでもコンスタントに売れているようなので、使用のコツや注意点について、改めてまとめてみました。
前回のエントリーでは、”混ぜる分量が少ないと反応も遅いのかもしれません”と書きましたが、正しくは、空気に触れた状態(つまり台紙の上でAとBを混ぜた状態)で放置すると固まりにくいが、空気に触れない状態(パーツの接着面同士がピタリと合わさった状態)にすると、説明書の記載どおりに5分でガッチリ固まって動かなくなります。
接着剤の粘度はサラサラに近く、毛細管現象を利用した流し込みも可能です。レジンとメタルパーツ、レジンとエッチングパーツといった組み合わせもOKで、従来のエポキシ系ではいまひとつ不安だったアルミ素材の接着も強度抜群! 安心して扱えるようになりました。
最後に注意点を繰り返しますが、この接着剤、ラッカー系の塗膜を激しく侵すので、塗装済みのパーツ同士をくっつけるのには不向きです。ちなみに今回のフェラーリ312T2では、エンジンとギアボックス、モノコックの連結、アルミ製の翼端板の取り付け、リアウイングとウイング基部、ギアボックスの接着、フロントウイングの接着、そしてホイールの取り付けに使っています。
と言う事は、今までハンダ付けしていた部分(塗装前)にも使えそう
ですね。もし使えるならヤケドしなくて済みそうですね。
まぁ、半田のほうが早くて便利な場合が多いですが、接着剤という選択肢が広がったのは良いことだと思います。
いつも、更新楽しみにしています。
一つ質問です、接着後アセトンに浸けると溶けるのですか?
接着面が狭く、周囲からアセトンが浸透しやすい状況なら溶ける‥というより、外れます。親指大くらいの面積になると、ビクともしません。物理的にコジって外すほかないですね。
ありがとうございます。
大変参考になりました。
取り寄せてみました、半田作業をする場所のセッティングが難しいので こういうのがあると嬉しいです。どう使えるか楽しみです。
雅さん、お買い上げありがとうございます。いろいろ使ってみて、面白い成果が出たら教えてください。