エスプリ43のフェラーリ250GTO、コクピットのラゲッジスペースのリブは、三角ヤスリで溝の当たりをつけてから、筋彫り堂の0.2mm幅のタガネで凹モールドを彫ってみました。
Today I prepared the foundation of the cockpit, and opened the thin outlets besides the windows.
凸モールドの部分に直径0.4mmの真鍮線を接着してから、サーフェイサーをこってりと吹きます。補強用のバーは0.6mmの洋白線、オイル用のチューブは1.6mmの真鍮線で再現しました。
ボディを白く塗る前に思うところあって、サイドウインドウ後方のスリットを開口します。まずは表側からタガネを使って筋彫りを深くしておき‥。
ボディの裏からモーターツールで少しずつ削りながら、表側から彫った筋彫りの先端を探り当てます。
表側と裏側が繋がったら、帯状に切ったサンドペーパーを通し、開口部の整形とエッジの薄さを調整しました。
明日はいよいよ白塗装です。
BMCタガネって使い勝手はどうなんですか?HPを見ても結構高額なので導入するのに二の足を踏んでいるのが現状です。上村さんのHPを見ていると旋盤でABS樹脂を削ったりアルミ棒を削ったりしていますよね?それらの工作ができるのが羨ましいですよ。出来上がった模型は素晴らしい出来ばかりだし。
BMCタガネはかなり便利ですよ! 使う頻度が高いのは刃幅0.15mmと3.0mmの2本で、細いほうは無理にコジるとすぐに刃先を痛めてしまいますが‥。
旋盤については、ひと昔前だと別売りパーツが豊富にあったので、特に旋盤がなくてもなんとかなってましたし、どうしても必要な部品は先輩モデラーに頼んで作ってもらったりしてました。自分でやり出したのは2007年のマクラーレンM23あたりからですね。
幅0.15mmと3.0mmですか?かなり細いですよね?自分はスジ彫りをするときに使う道具は洋裁用の縫い針です。ところが自分の力を入れすぎるのか、すぐにポキッと折れてしまって・・・。先輩モデラーがいるなんて心強いですね、自分の周りにはそういう人達がいないもんで。
縫い針じゃないですが、虫ピンの太いやつをピンバイスに付けたものはよく使いますよ。曲線主体の筋彫りにはこちらのほうが便利だと思います。近いうちにToolカテゴリーで紹介しますね。