来年5月のSHSに向けて製作中のドラゴン/サイバーホビーのIV号F1型、ようやく全ての履帯の整形が終わりました。後から手を付けた右側の履帯は、どうも金型の痛みが左側よりも進んでいたようで、ゲートや突き出しピン痕の凹みが目立つものが多くて参っちゃいました。
手間要らずが売りのドラゴンの”マジックトラック”ですが、このピン痕を許容できないモデラー諸氏は、モデルカステンの別売品を使ったほうが健康的かもしれません。
起動輪は表裏のパーツを歯がズレないようにリモネン系で接着し、合わせ目にサーフェイサーの濃いやつを筆で流し込んで隙間を埋めておきます。
誘導輪はそのままだとパーツの隙間が空きすぎるので、互いの接触面(マジックの赤で塗った箇所)を0.2-0.3mmほど削り合わせる必要がありました。スポーク上のパーティングラインは、デザインナイフの刃を立てて軽く擦るだけできれいに消えてくれます。
戦闘室は箱組みで作るようになっていますが、パーツを合わせてみるとどこかしら干渉して隙間が生じます。接着シロの段差を削ったり、角を落とすなど、接着剤を流す前に何かしらの調整が必須です。
ありゃ〜〜! 接着には粘度の低い流し込みタイプを、パーツの裏側から筆を使って流しますが、量が多すぎると予期せぬところに溢れてくるので注意しましょう。リカバリーはしばらく放置してプラが固まってから、パテとヤスリがけで対処する予定です。