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IV号戦車で静岡へ(その18)

ドラゴンのIV号F型は履帯を組み立てを開始! キットに付属のマジックトラックですが、第1回目のエントリーで書いたように、まずはセンターガイドガイドホーンの肉抜き穴がいびつなものを選んで、接地面のパート(31コマ)を完成させます。接着には粘度の低い流し込みタイプを使い、定規で歪みを矯正した後、平らなアクリル板の上で15分ほど押さえ込みました。

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続いて誘導輪(16コマ)、上部転輪(42コマ)、起動輪(13コマ)に巻き付ける履帯を並べ、今度は乾きの遅いリモネン接着剤を使って手際よく繋げていきます。

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2本のプラ角棒でセンターガイドを挟み、下方に圧をかけて歪みと曲がりを直した後、起動輪パートは接地面の前、残りのパートは接地面の後方に接着しました。ここで5〜10分ほど養生させた後、誘導輪の部分から巻き付けを開始します。

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誘導輪の外周に沿ってカーブを作った後、前方の起動輪に向かってフェンダーと上部転輪の隙間を通し、起動輪の歯のところで、前方から曲げてきたパートに合わせます(書き忘れましたが、上部と下部の転輪はマスクゾルで仮止めした状態です)。

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履帯の自重による”たるみ”の表現は、資料写真を参考にしてピンセットで少しずつクセを付けていきました。先人の知恵によれば、接着剤による連結式の履帯は、全体の収縮が落ち着くまで1週間ほど放置しておいたほうが良さそう‥とのことです。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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