God Dwells in Small Things

Building the Cobra Coupe-16

デイトナクーペの木型モデルの製作記、最終回はサイドウインドウとリアクォーター周りのワイヤリング工作です。
リアホイール前方の立ち上がりからサイドウインドウにかけて1ピースで作ろうとして、2時間ぐらい粘ってみたけど無理でした。微妙な曲げとひねり、そして長さの調整を、この1本で実現するのは不可能に近いです。
一晩寝てから考え直し、サイドウインドウは別パーツにして、リアフェンダーから伸びる先端と半田でつなぐ方法を取りました。
ボディ側の洋白線が収まる溝を深めに削り、セメダインの『模型用ハイグレード』で狙った位置に固定。最後に洋白線の上下の接点にフラックスを塗って、少量の半田を流して固めました。
反対側も同じく上下に分割..。これだとまだAピラーの下端が長すぎ、開きの角度も少し修正が必要です。
リアウインドウの上辺を通ってリアクォーターに繋がるワイヤーは、少し太めの0.35mmに変更しました。基本は半田付けですが、ボディから浮いている箇所は瞬間接着剤の点付けで補強しています。
試しにルーフのパネルを乗せてみると、ワイヤーに当たって定位置に収まらなかったので、干渉する箇所をサンドペーパーで削って調整しました。
どうせ塗り直すなら、よりアルミっぽい色味になるように、ベースカラーを黒→ライトグレーに変えてみる実験です。
銀色の塗料を擦り落とし、グレーサフに白の塗料を足して下地を作り直しました。ヘアラインの加工には、先日買ったばかりのタミヤの研磨スポンジシートの#3000を使います。
「ザリザリっ」という切削感で、感覚的には3Mのスポンジ研磨剤の青いやつ(5084)より粗めの印象です。スーパーミラーIIで塗装してみると… 3000という数字は鵜呑みにしないほうがいいです。
ルーフ以外のパネルは、あらかじめ研磨面同士をゴシゴシすり合わせたものでヘアラインを入れたので、多少はマイルドな仕上がりになりました。ルーフはもう1回、下地から塗り直したほうが良さそうですね。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
Return Top